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(2020/9/1 3021 掲載)

日商協集計・国内商先業者の2020年
3月期決算概要、各社個別のポイント

 国内商先市場で日本商品先物取引協会の会員41社中、一般投資家の取引注文を受け期間中に取引実績のあった20社の2020年(令和2)3月期決算が出揃い、13社が最終黒字となった(第3019号既報)。これに関連し本号では各社別にポイントをコンパクトにまとめて掲載する。掲載は五十音順で、受託業者11社、取次業者9社を分けて掲載する。なお金額の単位は百万円で、決算数値は各社とも個別集計のもの。従業員数は3月末(一部12月末)時点の人数で、本文中カツコ内の増減率はすべて前年同期比を示す。
【受託業者】
■岡地
(代表権:岡地和道社長、社員総数:82人、本店:愛知県名古屋市、支店:東京・大阪、筆頭株主:岡地ホールディングス62.1%)
 国内商先をメインに海先の取次ぎも兼業。商先の手数料収入は収入は9億1,700万円(10%増)と増加し、自己売買では現物取引で1億600万円のマイナスだったものの国内商品市場で5億1,700万円の利益を出した。販売管理費は18億9,400万円(11.5%増)生じ5億3,700万円の営業損失、ただ6億5,600万円の営業外収益などもあり、最終的に6,600万円の当期純利益となった。

■岡藤商事
(代表権:杉本卓士社長、社員総数45人、本店:東京都中央区、筆頭株主:岡藤ホールディングス100%)
 手数料収入では国内商先が6億2,300万円(52.6%減)と5年連続で落ち込んだ。自己売買は合計で2億1,100万円の収益。販売管理費は18億2,900万円(12.4%減)減少したが、4億6,700万円の営業損失。ただ紛議関連の賠償など2億5,000万円なとの営業外収益により、最終的に2億9,100万円の当期純損失となった。

■岡安商事
(代表権:岡本安明会長、社員総数:143人、本店:大阪市中央区、支店:東京(本部統括店)・福岡、筆頭株主:岡本安明会長29.4%)
 国内商先と取引所FXを中心に、海先の取次ぎ、純金積立募集(双日へ運用委託)、通貨先物取次ぎなどを扱う。国内商先の手数料収入は10億1,800万円(2.2%増)、取引所FXは5億6,600万円(31.7%減)。販売管理費は21億5,300万円(4.0%減)で、1億6,600万円の営業損失が生じた。有価証券売却損が1億5,100万円生じたため、当期純損失は3億2,200万円。

■コムテックス
(代表権:桜井明相談役、幸馬誠吾社長、社員総数:120人、本店:大阪市西区、支店:東京・名古屋・福岡・沖縄サテライト、筆頭株主:山三商会(89.9%)
 国内商先専業でFXの扱いはなし。兼業は不動産賃貸、生保募集関連業務など。商
先の手数料収入は16億7,100万円(3.5%減)の減収となった。販売管理費は16億1,600万円(1.2%増)で5,300万円の営業利益、最終的に3,700万円の当期純利益をけいじょうした。

■サンワード貿易
(代表権:依田年晃社長、社員総数:118人、本店:東京都新宿区、支店:大阪・札幌、筆頭株主:サンワードホールディングス100%)
 商先受託のほか、取引所FXの取次、貴金属地金販売を兼業。国内商先の手数料収入は9億7,984万円(26.7%減)。販管費は20億800万円(6.2%増)で営業利益は2億2,400万円。当期純利益は2億3,500万円。

■第一商品
(代表権:木村学社長、鈴村建直専鞍、社員総数:263人、本店:東京都渋谷区、支店:新宿・日本橋・横浜・千葉・

■日産証券
(代表権:二家勝明会長、二家英彰社長、社員総数:300人、本店:東京都中央区(近隣に本社分室)、支店:綱島・北習志野・蕨・行田・芦屋・津山・新潟・長岡・高田、筆頭株主:ユニコムクさループホールディングス96.89%)
 国内商先のほか海先の取次などを兼業。国内商先の手数料収入は31億1,900万円(9.5%増)。販菅費が52億1,900万円(1.7%減)に対し営業収益52億7,100万円
に対し。2億4,000万円の営業利益で、配当金などで1億4,900万円の経常利益が生じ、最終的に1億8,800万円の当期純利益を計上した。

■フジトミ
(代表権:細金英光社長、社員総数:148人、本店:東京都中央区、支店:大阪・福岡営業所、熊本営業所、筆頭株主:小林洋行53.63%)
 金融は国内商先以外に取引所FX及びCFDの受託業務などを兼業。国内商先の手数料収入は5億6,800万円(20.0%減)。取引所FXは2億9,600万円(62.1%増)、同
CFDは5億9,800万円(47.8%増)だった。一方営業費用は19億500万円(7.8%増)で、1億1,300万円の営業損失となった。最終的には1億2,100万円の当期純損失を計上した。

■北辰物産
(代表権:釼持宏昭社長、社員総数:21人、本店:東京都中央区、筆頭株主:北辰不動産73.0%)
 国内商先オンライン事業が主体で、兼業は不動産賃貸。商品先物の預り証拠金は66億円(20.7%増)と大幅に伸び3年連続で増加した。手数料収入も6億7,200万円(は4%増)と増加、不動産賃貸収入は前年度横ばいの3,800万円。販売管理費は8億6,000万円(45.3%増)と膨らんだが4億円の営業利益、最終的に4億4,000万円
の当期純利益を出した。

■豊商事
(代表権:多々良實夫会長、安成政文社長、社員総数:376人、本店:東京都中央区、支店:札幌・宇都宮・さいたま・池袋・横i兵・金沢・名古屋・大阪・松山・広島・福岡、筆頭株主:多々良マネジメント17.31%)
 手数料収入では商先が5
億2,500万円(27.5%増)、金融商品が13億1,800万円(15.2%減)。販菅費が53億8,500万円(6.0%増)で14億1,700万円の営業利益となった。最終的に8億1,900万円の当期純利益を計上した。
取次業者略

  フューチャーズ トリュビューン          前号  次号
 発行所:褐o済エクスプレス 電話:(03)3667-8371
 〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町2-14-2
 編集発行人:村尾 和俊
(2020/9/1 3021 掲載)