平成24年月17日(月)(毎週月曜日発行)第1153号
      発行所 有限会社 先物ジャーナル社
      発行・編集人 高橋 伸幸
〒103-0013 東京都中央区日本橋富沢町11−15−702
TEL 03-3668-3450 FAX 03-3664-9275
購読料・月2,310円 年27,300円(税込み


日本テクノシステム


  
◇東工取=ベトナムのゴム・カンファレンスに協賛
◇"先物寸言" 何を叩き込むのか? 〜道徳教育の本質
◆エース交易=Tiger Trustグループと解約交渉へ
◆東工取=1日の出来高、今年最高を記録
◆"焦点" アジアの商品トレーダー誘致争い活発化
◆"アングル"
 ・欧米の規制強化がアジアビジネスにも影響
  ドイツ銀行(香港)がスタッフ10%を削減
 ・投資銀行がアルミ・ビジネスを変える
 ・米国年金基金=離れる基金もあるが。商品ファンド継続基金も多く
 ・店頭デリバティブの清算競争が過熱


東工取=ベトナムのゴム・カンファレンスに協賛
  
 東京工業品取引所は、11月29日から12月1日までベトナムのホーチミン市で開催される「グローバル・ラバー・カンファレンス2012」にスポンサーのひとつとして協賛する。
 同取引所にとっては、8月25日に上海で開催された「2012貴金属投資国際セミナー」に続くアジアでのカンファレンスになる。
(益永 研)
 上海セミナーに続く成果を
 今回のカンファレンスは、ゴムの業界では世界でもよく知られたカンファレンスで、参加者は天然ゴムのプロデューサー、シッバー、先物ブローカーなど。日本からも東工取のほか、商品先物会社関係者が参加する予定だ。
 東工取ゴム市場は数年前までアジアのみならず、世界のトップ市場で、マレーシア、インドネシア、タイなどのゴム生産者や輸出業者なども過去何十年にもわたり、同取をへッジのために利用してきた。80年代以降は、タイやシンガポールで開催されるゴム協会のカンファレンスに、日本の商社、商品先物会社関係者が数多く参加する姿も見られた。しかし、近年は個人投資家の参加数が激減したことや、消費地市場である上海期貨交易所のゴム市場の流動性が高まったことなどから、東京市場の影は薄くなりつつある。
 だからこそ「東工取が、こうしたカンファレンスを通じて直接、東南アジアのゴム業界の人々に現状を知らせる機会を作ることは必要だ」と、今回のベトナムにも参加する予定の商品先物会社関係者。「何も行動しなくなったら、ますます市場がシュリンクする」からだ。
 東工取がやはり協賛して、今年8月25日に上海期貨交易所で開催された「2012年貴金属投資国際セミナー」 には通常350名のスペースに、当日は約400人の中国人投資家やプロディーラーなどが参加する盛況ぶりだったという。
 同セミナーで講演したある日本人講師は、「上海でも日本市場の説明をしたが、東京市場のこれまでのさまざまな経験に関心を持った様子だった。興味深かったのは、中国の個人投資家が直接、貴金属先物に投資できるようになったのはつい最近であり、そのため、過去の安い金価格を知らない投資家も少なくなく、今後も金を買い上がるという投資熱にあふれている投資家が多かったことだ。また、洗練された投資家も少なくないように感じた。中国市場の活況ぶりと、潜在力を改めて感じることができたという意味で有意義だったと思う」と語る。
 ベトナムでも、上海同様の成果を期待したい。
 (2012年9月17日―第1153号)