平成25年月3日(月)(毎週月曜日発行)第1186号
      発行所 有限会社 先物ジャーナル社
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日本テクノシステム



◇FIAジャパン=年次総会で役員・理事24名を選任
   総合金融デリバティブ時代へ新たな布陣
◇"先物寸言" 相場師の血筋3代〜「でんてい」から中道まで
◆東商取2013年決算報告 連結決算は純利益2千万円
◆東商取・振興協会共催 第4回市況講演会
◆私設「日本のコメ先物取引について思う」
◆"視点" トラック協会の決起大会に思う


FIAジャパン=年次総会で役員・理事24名を選任
総合金融デリバティブ時代へ新たな布陣
  
 フューチャーズ・インダストリー・アソシエ−ション・ジャパン(FIAジャパン)は5月28日、年次総会で2013年度の理事24名を選任した。また、総会直後に開催された第一回理事会で代表理事・会長にミッチ・フルシャー氏(金融コンサルタント)、同副会長に茂木八洲男氏(日産センチュリー証券代表取締役会長)を含む4名の役員も選任された。新任の理事9名には、野村証券、楽天証券、大和証券、みずほ証券など国内大手證券会社も含めて名を連ねた。新任理事には他に、KVH、東京金融取引所、CMEグループ、シティバンク銀行、ニューエッジ・ジャパン証券からも選任され、国内外および異業種を横断する総合デリバティブ協会として陣容が整った。商品先物関係では、東京商品取引所、岡地、ドットコモディティから3名の理事が選任された。また、前プレジデントの大田省三氏(東京金融取引所代表取締役社長)は、高井裕之氏(住友商事)と共に理事会顧問に就任した。
(益永 研)
 業界横断のデリバティプ協会に成長
 「大田さんのプレジデント就任によって、FIAジャパンはこの6年間で大きく変わった。金融・証券会社などの会員も増えた」
 理事会後のレセプションで、会長に再任されたミッチ・フルシャー氏は、まず総合取引所時代に今後、FIAジャパンも様々な貢献をして行かなければならないとした上で、前FIAジャパンプレジデントで今回理事会顧問に就任した大円省三氏(東京金融取引所代表取締役社長)の在任6年間の功績をこう讃えた。
 FIAジャパンは、国内外の先物業界参加者による非営利組織として1988年に東京で設立されたが、当初の会員の顔ぶれはCBOT(現CMEグループ)東京事務所や東京事務所や東京穀物商品取引所等の取引所・団体を含めて、主として商品先物市場の関係者が多かった。
 それが、2010年には一般社団法人となり、現在はJPXグループ、CMEグループなど内外の取引所に加え、ABNアムロクリアリング証券やバンクオプ・アメリカ・メリルリンチなどの外国主要金融・証券会社やシステム会社など60社を超える会員を抱える業界横断の総合デリバティプ協会へと成長した。今年に入ってからは野村証券、楽天証券など国内大手証券会社の加入も相次いでいる。一方で、商品業界からの加入は岡地、岡藤商事、カネツ商事、第一商品、ドットコモディイティの5社いる野村証券や大和証券、みずほ証券などが国内でも改めてFIAジャパンに参加する背景には、「新たにスタートした総合取引所時代の中で、一層の拡大が求められる国内金融・証券デリバティプ市場の変化に積極的に関わっていく表れ」(レセプション出席者)という見方や、「内外先物関係者との情報交換が目的」(同)といった見方があるようだが、それにしてもこうした国内大手証券のFIAジャパンへの加入増加の立役者となった一人が、6年前にFIAジャパンのプレジデントに就任した大田良だったのは間違いない。
 なお、当日はフルシャー氏の謝辞に加えて、大田氏にはFIAジャパンから記念品も贈呈された。
 (2013年6月3日―1186号)