平成25年月24日(月)(毎週月曜日発行)第1189号      発行所 有限会社 先物ジャーナル社
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日本テクノシステム



◇世界のデリバティブ取引所取引高 第1四半期は0.5%増加
◇"先物寸言" LNG先物構想
◆政府=市場活性化に向けて行為規制を横断的整備へ
◆FIA=第1四半期のデリバティブ取引所トップ30
◆"談話室" 金のスポットロールオーバー取引空理空論か?
◆日商協ゼミナール〜平成25年度第1期
◆ドットコモ・スマホアプリをリリース
◆ユニコム・タブレットでの対面サービス


世界のデリバティブ取引所取引高 第1四半期は0.5%増加
金利・通貨・エネルギー・非鉄が増加するもオプション減少で相殺
  
 日本取引所は15位、東京金融取引所は25位でトップ30入り
  
 6月20日、米先物業協会(FIA)は、今年第1四半期の世界のデリバティブ取引所の取引高集計結果を発表した。それによれば、FIAが毎月集計している世界84取引所の先物・オプションの今年1月から3月までの第1半期取引高合計は54億1千万枚となり、昨年同時期の53億9千枚と比ベ0.5%増加した。先物だけの取引高は30億600万枚と昨年に比ベ21.2%増加したが、オプションが同17.9%減の23億5千万枚となり相殺された格好だ。「取引所トップ30には日本取引所(+58.3%)と東京金融取引所(▲5.4%)がそれぞれ15位、25位でランクインした。
(益永 研)
 商品先物取引高シェアは全体の約18%
 世界の上場デリバティプ市場の取引高は昨年、前年比▲15.3%と、過去10年間で最も大きく減少した。
取引高そのものも210億枚と、2009年以来、最も少ない枚数となった。今年第1四半期も、全体では昨年比0.5%と僅かな増加だが、一方で昨年取引高が急減した中国の3取引所が、それぞれ前年同期比で増加傾向を見せるなど、多少上向きつつある。
 今年第1四半期に取引高増加が目立った市場は、金利(8億4800万枚、昨年同期比+8.4%)、通貨(7億3300万枚、同+32.4%)、エネルギー(3億2500万枚、同+53.5%)、非鉄(1億6600万枚、同+46.5%)の各先物・オプション市場。
 逆に大きく減少したのは株価指数で、昨年の17億3千万枚から今年は13億枚へと24.9%減少した。中でも減少が目立つのは昨年3月に取引単位を5倍に引き上げた韓国取引所のKOSP1200株価指数オプションで、昨年同期の6億5800万枚から1億5000万枚へと77.2%減少した。個別株先物・オプションも、昨年の16億7千万枚から15億6千万枚へと6.4%減少。農産物(▲34.4%)と貴金属(▲16.9%)も減少した。
 商品別の取引高シェアはグラフの通り、個別株が28. 8%でトップ。コモディティではエネルギーが6%でトップとなり、農産物・非鉄・貴金属他を併せて約18%のシェアとなった。
 今年3月末の世界の取引所の取組高合計は7億4300万枚で、昨年同期の6億9300万枚に比べて7.3%増加している。
 地域別の取引高では、北米が昨年同期比1.8%増、ヨーロッパも9.5%増。逆に南米(▲9.2%)、アジア太平洋(▲3.8%)は減少した。
 FIAによれば、第2四半期は第1四半期よりさらに増加傾向を強める模様だ。実際、米国では、4月の取引高は6億8500万枚で昨年同期比+23.0%、5月も11.6%増加、米国以外の国々の取引高も、4月は12億6千万枚(同+11.6%)と前年に比べて増加している。
 (2013年6月24日―1189号)